当資料は基礎編テキストを自己学習する皆様の応援ツールです
◆5月は第1章(P7~P91)を解説します。
(1)ベーシックレベル第1章試験問題数
① B1レベル:25問の常識設問と15問の英語、合計40問です。(24問以上認定)
② B2レベル:30問の常識設問と20問の英語、合計50問です。(30問以上認定)
(2)ベーシックレベル第1章出題の範囲
① ホテル産業規模、ホテル発展の歴史、法的な位置づけなどの基本的知識
② 様々なホテル経営形態、主たる組織と機能などの基本的理解
③ ホテルサービスの基本、職能別サービス特徴、プロトコールの基本的知識
④ ホテル業、旅行業と関連法規の概要の理解
⑤ ホテル・旅館業関連の政府機関や団体名と概要の理解
⑥ ホテル産業の将来展望、課題などの確認
⑦ ホテル英語の基本、接客の基本会話ができることの確認
(3)基礎編・第1章学習の留意点
① 文中のゴジック体の用語は脚注の説明と連携して覚えること。
② 英語のカタカナ表記は、言葉だけでなく意味を知ること。
③ ホテルやホスピタリティの語源は、知っておくこと。
④ ホテル関連の歴史上の人物は、名前と活動が一致すること。
⑤ 日本の宿の発展の歴史は、時代背景と共に現代に至るまで理解すること。
⑥ ホテルの種類(分類)の呼称は、その特徴と共に覚えること。
⑦ プロトコールの基本的な考え方や業務知識の基本は覚えること。
⑧ 旅館業法、国際観光ホテル整備法の概要は、特に理解しておくこと。
⑨ 日本の国策(観光立国)とホテル及び観光機関との関係は理解すること。
⑩ 接客7大用語の英語は、自然に話せるレベルにすること。
(4)B1,B2の出題の違いについて
① 第1章から第五章までのB1とB2設問の重複率は50%以下です。
② B1とB2の難易度の違いは、殆どありません。
強いて言えば、B2が基本的な業務理解に重きを置いているのに対し、B1は比較的実務理解の内要が付加されています。
また、回答の選択肢の英語表記(ホテル用語など)がやや多く出題されます。
(5)基礎編・第1章理解の目的
実務知識を持った現役のホテリエも、ホテルの歴史や語源は苦手な分野です。
歴史は過去のことではなく、現在にも充分に通じるアイデアを多く含みますので、
先達の考え方や行動がなぜ生まれたかを想像しながら学習展開してください。
また、ホテル業界で働く身として、業界の内容を必要に応じて語れる人物に成長してもらうことも狙いとしています。
(6)基礎編・第1章学習内容のチェック
① UNWTO,JNTO,ILO,EATA,PATA などの略号が分かりますか?
② 政府が推進する観光立国やVJCは聞いたことがありますか?
③ ホテル、ホスピタリティの語源は何ですか?
④ ホテリエを目指す人が学ぶスイス、米国の教育機関を知っていますか?
⑤ みなさんの先達である名ホテリエ達と業績を何人知っていますか?
⑥ 現在、日本に進出している外国資本のホテル名をあげられますか?
⑦ 日本の宿の歴史、変遷、ホテル建設ブームなどの時代背景は分かりますか?
⑧ 歴史のある日本の著名ホテルをご存知ですか?
⑨ 旅館やホテル登録に関係する法規名を知っていますか?
⑩ 立地条件、特性、経営方法など、分類を10以上言えますか?
⑪ ファストフード店、コンビニなどが多店舗化できた運営方式とは何ですか?
⑫ どんな部署によってホテルが構成されているか、ご存知ですか?
⑬ 障害を持つ人達が健常者と共に安心して生活できる考え方をご存知ですか?
⑭ ホテルの主たる部署の業務が何か、簡単に説明できますか?
⑮ プロトコールの5つの原則とは、何ですか?
⑯ 宗教名と宗教上でのタブーを3つ以上言えますか?
⑰ 旅館業法、国際観光ホテル整備法の2つを完結に説明できますか?
⑱ 「じゃらん」「一休」などのGDS、聞いたことがありますか?
⑲ 「いらっしゃいませ」などの接客7大用語を英語で表現できますか?
⑳ make up(動詞+前置詞)のような熟語表現、いくつ言えますか?
【担当者からの学習応援メッセージ】 学習サポートを担当しております山田と申します。 さて、400ページを超えるテキストを見て溜息をついた方が何人いるでしょう。取りあえずページに沿って黙読し重要な箇所と思われるところに印を付けましたか? たぶん、それでも読んだ内容があまり記憶には残らず、これからどうやって学習していこうか思案されている方もいらっしゃるものと推測します。 以下は一つの方法です。学習方法は様々あり、人それぞれなので、強制するものではありませんが、参考までにご紹介します。用語の理解に効果的な方法としては、英単語を覚える手法とまったく同じで、自分で簡単なクイズを作り、①用語から意味を解説する ②説明文から用語を導き出す の2つの試みを実行するものです。面倒な方は、テキスト末尾にある索引を利用するのも有りです。友人とクイズを出し合うのも効果的です。 本来は100%正答して欲しいのですが、3問に1問、間違っても認定はもらえます。毎日とは言いませんので、少ない時間で構いませんのでできる限り継続して学習を続けてください。次回は第2章の解説を6月に行う予定です。 それでは次回また! |