10月20日(金)、23日(月)の2日間、訪日観光客も多い隣国、台湾のホテル・観光関連団体のご一行37名(団長:台南晶英酒店 李 靖文総経理)が来館されました。
この訪日ツアーは台湾観光局の主導で「2017 Program to Cultivate Key Tourism Professionals」と銘打ち、日本のホテル・観光の実態を視察する目的で来日され、その行事の一つとして、一般財団法人日本ホテル教育センターが『日本のホテル運営について』と『日本のホテル学校と教育』をテーマとしたセミナーを受託し開催いたしました。
『日本のホテル運営について』は、株式会社京急ホテル元代表取締役社長の玉井和博氏(現大妻女子大学特任教授)並びに藤田観光株式会社元代表取締役社長の森本昌憲氏(現一般社団法人日本ホテル・レストランサービス技能協会会長)を講師としてお招きし、日本のインバウンドの現状と課題、日本のホテル産業の現状、ホテル人材育成の仕組み作り等の講義を行いました。
また、『日本のホテル学校と教育』は、姉妹法人である専門学校日本ホテルスクールの武内悟副校長から教育制度や専門学校の定義など日本独特な仕組みや考え方を紹介し、2019年には新設予定である「専門職大学」やこれから業界に求められる人材像などについても説明頂きました。
2つのセミナーともに、受講者らは通訳を介しながら熱心に傾聴しノートを取り、質疑応答では予定時間を超過するほど非常に多くの具体的かつ建設的な質問が寄せられ、活気あふれるセミナーとなりました。
文と写真:一般財団法人日本ホテル教育センター 事業本部教育事業部