受入れ研修

HMS(Hotel Management Simulation)とは、主に組織の上級管理職を対象としたホテル経営の総合的な演習であり、コンピューターの中の仮想ホテルと市場環境を使って現実を再現しホテル経営に関する有効な手段や考え方、行動のしかたを見出すことを目的としています。部門別管理に基づいてPDCA(Plan:計画,Do:実行,Check:評価,Action:改善)サイクルに則りホテル経営を行う総合的な経営シミュレーションです。また、受講者はホテルの経営者になり、四半期毎に計画と実績を対比分析しながら経営の意思決定を模擬的に行い、そこから得られた結果を直接・間接に実際の仕事に反映させることを意図した教育プログラムです。部門別管理に基づいてPDCAサイクルに則りホテル経営を行う総合的な経営シミュレーションです。

<学習の流れ>

学習の流れ

目的と期待効果

1)開発すべき能力

1.経営実績と経営環境の分析能力
2.目標・戦略・計画の立案能力
3.経営に係る意思決定及び対応能力

2)到達目標

上述の1~3の能力を駆使し、ホテル全体を視野に入れた担当部門の目標GOPを達成できる、包括的なマネジメント能力を有する管理者の育成

対象者

1)経営や管理に責任のある方

支配人・副支配人、経営スタッフ、部門マネージャー

2)より広い視野と関連知識を必要とする方

新任の上級管理職、企画スタッフ、上級管理職候補、システムエンジニア

3)ホテル経営のシステムを理解したい方

新入社員、意欲の高い社員、ホテル関連企業関係者、ホテル業プロジェクト担当者

学習の進め方

HMSは3日間の集合研修として実施します。まず、受講者が数名のグループとなって仮想のホテル経営チームを編成し、各メンバーに社長、宿泊担当、料飲担当、財務担当、人事担当といった役職を担当します。それぞれのホテルには個別に経営実績や経営環境が設定されるので、その分析をもとに意志決定を下し、目標と戦略、計画を練り上げ、パソコンを使ってシミュレートします。この作業をPDCAサイクルに沿って繰り返すことで、ケーススタディなどに比べてより現実に近い形でマネジメントの実際を体得することが可能になります。 また、刻々と変わり行く外部環境と競合関係にあって、いかにGOPを上げていくかを競い合います。3ヶ月を1期とし、4期1年間のホテル経営を体験することができます。いかに大きなGOPを獲得するかということも目標ですが、研修の中では計画通りにホテルを動かすことができたかということにも重点を置きます。

<モデル(架空のホテル)のあらまし>

モデル(架空のホテル)のあらまし

スケジュール案


HMSプログラムには、米国会計基準ユニホームシステムに対応したシティホテルモデルとなります。 その他のホテル・旅館等での実施をご希望の場合は別途ご相談願います。