HOP(Hotel Operation Program)とは、ホテルの組織における初級・中級管理者を対象とした研修で、計数管理を基本とした部門別管理を模擬的に実践し、そこから得られた結果を直接・間接に実際の仕事に反映させることを意図したものです。また、ホテルや旅館の客室、レストラン、宴会部門で、部門運営を総合的に捉えて、売上予算を効果的に達成し、営業利益を意識した日常のマネジメントを行なえるように、基本的な考え方や基礎的な技法を学びます。
受講生がホテルの部門管理者になり、損益分岐点分析やメニュー分析などのツールを駆使して、宿泊・料飲・宴会の各部門の運営スキルを高めることを意図した教育プログラムです。
期待効果
単なる知識としてではなく、ホテル経営の擬似的な体験を通じて、実践的に肌で体得できるのが特徴です。
- ◆効率化
- ・ホテルの利益がどこから生まれ、どこから失われるかを理解します。
- ・損益計算書や損益分岐点分析表などを有効に使えるようになります。
- ・限られた資源をどのように分配するか、科学的な仕事の進め方や問題解決の手順を実践的に把握します。
- ・体系的なものの見方・全体の仕組み、考え方が身に付きます。
- ◆問題解決
- ・体系的な仕事の進め方や管理の方法を身に付け、問題の抽出や特定化の能力を会得します。
- ・PDCA(Plan:計画,Do:実行,Check:評価,Action:改善)サイクルを実践的に体験することで、日常の仕事で実践できるようになります。
- ◆集団活動
- ・チームワークやコミュニケーションの考え方、技術を体験的に学びます。
- ◆自己啓発
- ・ホテル従業員あるいは管理者として必要な基本的な洞察力や判断力を養います。
- ・自己啓発の意欲を高め、方向を掴めます。
学習の進め方と特徴
学習の進め方
学習者は経営チームを編成し、経営の引継ぎを受け、与えられるミッションを達成するために、過去の経営実績と経営環境を分析し、目標・戦略・計画を立案、次期の経営意思決定の上、パソコン処理といったマネジメントサイクルを繰り返しながら、マネジメントを体験。学習者は極めてダイナミックで迫真性の強いオペレーションの場を体験できます。
特徴
- ■講義や教科書中心の学習でなく、マネジメントゲームをベースとした演習を主体しています。
- ■受け身で学習する(教えてもらう)のではなく、自分から考え、思考、研究する立場に置かれ、主体的に取組む中で学習が展開されます。
- ■パソコンを活用したプログラムの運用が可能で、パソコンの有効活用も習得できます。
- ■このプログラムで学んだことやプログラムの中で提供されるExcelのワークシートは、職場に持ち帰って、即実践で活用することが可能です。
HOPプログラムには、①シティホテル編、②リゾートホテル編の二種類があります。詳細はお気軽にお問合せください。