当資料は13年度第2回試験の受験を目指して基礎編テキストで自己学習する皆様の応援ツールです
◆12月は第一章(P7~P91)を解説します。
(1)ベーシックレベル第一章試験問題数
(2)ベーシックレベル第一章出題の範囲
(3)基礎編・第一章学習の留意点
(4)B1,B2の出題の違いについて
13年度は、B1,B2の共有問題が約半数(50問のうち25問前後)出題されて
います。
(5)基礎編・第一章理解の目的
(6)基礎編・第一章学習内容のチェック
※上記(1)~(6)の詳細が、学習支援の一覧を見ると掲載されています。
学習支援→一覧を見る→13年5月7日掲載「傾向と対策」(5月)をお読みください。
□第一章の概要
ホテル概論、ホテル総論に該当する内容が第一章です。観光産業の規模、日本の観
光事情、ホテルの起源や歴史(欧州、米国、アジア)、日本の宿泊産業の歴史(江戸~
東京オリンピック~現代)、法律での定義、経営の種類やホテル分類、ホテルの組織と
サービス、プロトコール、関連法規と団体、将来展望と課題と言った内容が広く網羅
されています。
着眼点としては、自分の働く業界を他人に知ってもらえる程度の知識や、ホテルで
行われているサービスがどんな変遷で現在に至ったのか、先達や歴史に学ぶと言った
視点を持つことが重要です。
□重要な語(一部抜粋) ※テキスト内のゴジック体の単語は特に注意
略号:UNWTO、VJC、MICE、HOSPES、INN、USALI、CRS 、GDS、ISO
人名:リッツ、エスコフィエ、スタットラー、ブーマー、ヒルトン、ヘンダーソン
ウィルソン、ライト、 メディチ家
秋山、山口、金谷、犬丸
欧米のホテル名、アジアのホテル名、日本のホテル名(クラッシク、リゾート、都市)
ホテルの種類(ビジネス、シティ、リゾート 等)
経営・運営にる分類(フランチャイズ、リース、コンソーシアム、
マネジメント・コントラクト 等)
歴史・参勤交代、本陣、旅籠、築地ホテル館、東京オリンピック、万博
法律:国際観光ホテル整備法、観光基本法、旅館業法、観光白書
用語:ユニバーサル・デザイン、バリアフリー、
儀礼:プロトコール(右上位) イスラム教、ヒンズー教
団体:国土交通省、観光庁、日本ホテル協会、全日本シティホテル連盟
□問題例
001:2009年の世界観光機関の調べで、世界各国・地域への外国人訪問者数が最も多かっ
た国はどこですか。
①イタリア ②フランス ③スイス ④中国(香港を除く)
002:HOTELの語源とされるもので、5~10世紀に巡礼者のために教会や修道院が提供し
たとされる宿泊施設(古代ラテン語)は、次のうちのどれですか。
① Hostel ② Hospes ③ Hospitality ④ Hospitale
003:米国のホテルの発展史で、モータリゼーションの発達による市場にフランチャイズ方
式によるチェーン化でホリデイ・インを拡大させた人物は、次のうちのだれですか。
①エルズワース・スタットラー ②ケモンズ・ウィルソン
③バロン・ヒルトン ④アーネスト・ヘンダーソン
004:江戸時代に誕生した宿泊施設の「本陣」は、徳川幕府が行ったある制度に起因します
が、それは次のうちのどれですか。
①廃藩置県 ②参勤交代 ③天保改革 ④通行手形
005:2020年にも東京開催が決定しましたが、「第1次ホテル新設ブーム」と言われた500
室規模のホテル建設の契機となった1964年の国際的なイベントとは、次のうちのどれ
ですか。
①IMF東京大会 ②オリンピック東京大会
③日本万国博覧会 ④科学万国博覧会
006:1948年に制定された法律で、宿泊施設を4つに区分けし施行令で満たすべき施設条
件を規定しているのは、次のうちのどれですか。
①国際観光ホテル整備法 ②旅館業法 ③観光業法 ④旅行業法
007:ホテルを価格帯で分類した場合の市場ピラミッドの頂点に立ち、「5つ星級」とも言
われるカテゴリーは、次のうちのどれですか。
①ラグジュアリー ②スーパー・ラグジュアリー ③エコノミー ④バジェット
008:事業主が土地・建物を所有または賃借し、ブランド使用権や地域事業独占権を得て、
経営・運営を行う方式の呼称は、次のうちのどれですか。
①アウトソーシング ②フランチャイズ ③リファーラル ④コンソーシアム
009:ハラル食材もイスラム教の戒律によるものですが、日の出から日没まで断食とする月
が設定されていますが、その断食月とは、次のうちのどれですか。
①ムスリム ②ラマダン ③ヒジュラ ④カターイフ
010:観光の状況や政府が講じた観光施策の報告書として毎年発行される「観光白書」です
が、それを主管する観光庁が所属する省は、次のうちのどれですか。
①文部科学省 ②国土交通省 ③経済産業省 ④環境省
※001~010の正答は②です。
2014年3月15日の試験に向けて努力していきましょう。研究員 山田