【日本旅館国際女将会】ハラールを学び、トルコ・ギリシャで植樹。
日本旅館国際女将会
世界のホスピタリテイ体験シリーズ4:トルコ・ギリシャ研修旅行
「ハラール」を学び、トルコ、ギリシャで植樹、現地観光関係者と交流を行う
9月5日~11日、日本旅館国際女将会(会長=長坂正恵)は、一般財団法人日本ホテル教育センター(理事長=石塚勉)支援の下、5泊7日の日程で第4回目の世界のホスピタリテイ体験シリーズ:トルコ・ギリシャ研修旅行を実施、12名がこれに参加しました。
今回は、トルコ(イスタンブール、イズミール、エフェス、チェシュメ)、ギリシャ(ヒオス島)を訪問。エフェスでは、エフェス遺跡、聖母マリアの家等々、ヒオス島(ギリシャ)では、ネア・モニ修道院、中世の市街メスタ村等々、イズミールでは、古代アゴラ博物館、コナック広場、カデフィカレ要塞等々、イスタンブールでは、ボスポラス海峡クルージングを始め、ブルーモスク、トプカプ宮殿、アヤソフィア博物館、グランバザール等々を視察訪問。これら通常の観光ルートに加え、日本旅館及び女将の存在を印象付けるため、3回、現地観光関係者との交流を行いました。
その1-トルコ、セルチュク市での松の木12本植樹
「エフェスの遺跡」や「聖母マリアの家」の観光に際して拠点となるセルチュクで、同市文化・社会部のオズギュル・カラアリオゥルヤヴズ部長、ギュルバハル・カチマズ副部長及び職員の参列の下、国立公園の中央部に、日本とトルコ友好の証として12本の松の木を植樹しました。
その2-ギリシャ、ヒオス島でのマスティック・ツリーの植樹
ヒオス島は、ネア・モニ修道院、中世時代の街並み、自然環境や歴史的遺産などで観光客の多くを集めています。今回の植樹は、エコツーリズムを推進しているメスタ村で実施、友好を記念して「マスティック・ツリー」をヒオス市のディミトリ・カラリ副市長ご夫妻、同市広報・観光部のレナ・パゴウディ部長、そしてエコツーリズム推進者の第一人者ヴァシリス・バラス氏の指導の下で植樹しました。
※マスティック・ツリー「Mastic Tree」とは
ギリシャ・キオス島のみに自生するウルシ科のマスティック樹。摂取する透明な樹液は、5000年以上も前からギリシャの人々だけでなく、ヨーロッパ・エジプト等でも健康維持・増進、また傷口の外用薬、やけどの薬等々、民間療法として幅広く使われてきたもの。
その3-イスタンブール、トルコ旅行業協会表敬訪問
イスタンブールのトルコ旅行業協会を表敬訪問、チェティン・ギュルジュン事務局長、同協会ダヴァウト・グナイディン理事(=チグリス・グループ会長)、ギュルベルク・アシュヤパル広報担当に面会、日本からの手土産を渡して意見交換を行い、来日を促進、日本旅館を紹介しました。
更に、「モスレム・ツーリズム」がクローズアップされつつある昨今、世界文化遺産でもあるトルコ料理、地中海料理を現地で食し、イスラム圏の食習慣「ハラール」を学びました。今後も「世界のホスピタリティ体験シリーズ」では、世界各地から日本を訪れる旅館滞在客の背景を知り、様々な異文化、風俗習慣等を実体験することで、これまでの日本の伝統的な「おもてなし」にさらに磨きをかけ、グローバルな時代に対応するため、諸外国を訪問していく予定です。
参加者:長坂正恵(下呂観光ホテル、しょうげつ)、若松佐代子(新つた)、太田清子(箱根吟遊)、荒木紀子(長生館)、武田知恵子(長生館)、上口和子(かよう亭)、立石恵津子(かよう亭)、宮本瑞枝(かよう亭)、河野暢子(富士野屋夕亭)、鎌田美恵子(専門学校日本ホテルスクール)、石塚 勉(一般財団法人日本ホテル教育センター)、黒沢由美子(一般財団法人日本ホテル教育センター)
【記事・写真についてのお問い合わせは】
一般財団法人日本ホテル教育センター
黒沢 由美子 まで