MICE(マイス)

MICE(マイス)とは

MICE(マイス)とは、人と人が“フェイス to フェイス”でコミュニケーションをしてそれぞれのグループが抱える課題や問題のソリューションを図るという発想。

2003年小泉政権時代の「ビジット・ジャパン・キャンペーン」から始まった我が国のインバウンド振興戦略、そして、国土交通省観光庁が2010年を「Japan MICE Year」と定めた。

2013年、安倍政権がMICE事業を国の成長戦略の一つに加え、2020年の東京オリンピック開催決定、インバウンドが1000万人を越え、その流れは決定的なものとなった。さらに、統合リゾート(IR)法案=通称、カジノ法案が国会で成立すれば、大型会議場を備えたリゾート開発が日本各地で開発される可能性を秘めている。

国は、東京都・横浜市・京都市・神戸市・福岡市の5都市を既に「グローバルMICE戦略都市」に指定して、積極的な支援をスタートさせている。2020年に向けて訪日外国人客を2000万人へ倍増させる目標も掲げている。それには、MICE強化が必要不可欠である。

■ MICE(マイス)の定義

MICEという言葉が初めて世に出たのは、一般財団法人日本ホテル教育センター主催MICE塾の故浅井新介氏(初代塾長)によると1995年と言われている。オーストラリアの連邦観光省 (Commonwealth Department of Tourism) が地域経済の活性化のために打ち出したプランを「ミーティング、報奨・研修旅行、国際会議などの総会、展示会や見本市を獲得するための国家戦略 (A National Strategy for the Meetings, Incentives, Conventions and Exhibitions industry)」 と命名した。そして、この頭文字を取ったMICE (マイス) という言葉が世界中に広まった。

現在、本家のオーストラリアではこの言葉はあまり使われていないようで、日本・韓国・中国・シンガポール・マレーシアなどを中心としたアジア地域で主に使用されている。例えば、アメリカではミーティングやイベントなどの言葉の方がマイスよりも一般的である。日本国内では、ホテル・レストラン業界専門誌である「週刊ホテルレストラン」(オータパブリケイションズ発行)の1998年8月26日号でMICE特集が組まれたのが初めてになる可能性が高いと言われていて、そこから日本のMICEの歴史が始まっている。

また、観光庁やJNTO(日本政府観光局)が開催件数をカウントしやすい大型国際会議の獲得を中心に活動しているので、なかなか理解されにくいが、大型国際会議だけがMICEではない。少人数の会議でも、料飲と宿泊が伴えば立派なMICEである。これからは、リゾートホテルにおける企業のオフサイトミーティングが活発化しそうな予感がする。今後は小規模なホテルや旅館でも、日本のMICE市場は前途有望であると言える。

  • Meeting (ミーティング)=会議、セミナー、株主総会、研修など。
  • Incentive (インセンティブ)=招待・優待・視察・報奨旅行など。
  • Convention (コンベンション)、Conference (カンファレンス)、Congress (コングレス)=国際会議、学術会議など。
  • Exhibition (エキシビション)、Event (イベント)=展示会、見本市など。

MICEは未来を担保する~故浅井新介氏(初代塾長)

*参考文献:「マイス・ビジネス入門」浅井新介著 2015年11月22日発売(プラザ出版)

上記の書籍は、Web書店からネットで注文、または全国の書店から取り寄せることができます。

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