日本旅館国際女将会(会長:若松佐代子)11名の一行は、9月10日、日西国交400年を記念し、両国友情の印として、スペインのトレド市にある軍事博物館の庭園中央に5本の桜を植樹しまし た。この植樹式典は、日西観光協会/下平晴朗会長の仲介により実現したもので、スペイン側、アナ・イザベル・フェルディナンデス・デル・バリオ/トレド観 光局長、フェルナンド・リベラ/カステリーニャラマンチャ州観光局長、ホセフェデリコ・フェルナンデス/軍事博物館館長、パロマ・グティエレス/カステ リーニャラマンチャ州観光局担当をはじめ10名の館員が参列、両国の国旗を掲揚し、日本側11名の参加者のもと、庭園中央で行われました。
【写真上】参列者全員で記念撮影
この植樹式典は、9月5日~9月12日の一般財団法人日本ホテル教育センター企画による「世界のホスピタリティ体験ツアー3:スペイン」(バルセロナ~グラナダ~ミハス~ロンダ~セビーリャ~マドリッド)の旅程内で公式行事として実 施され、「国際女将会」に加え、福島県「新つた」、北海道「滝乃家」、岐阜県「下呂観光ホテルしょうげつ」、東京都「専門学校日本ホテルスクール」それぞ れから5本の苗木が提供されました。
トレド(Toledo)はスペイン中央部のカステイーリャラマンチャの州都で、マドリードから南に71kmの距離にあります。かつての西ゴート王国 の首都であり、中世にはイスラム教・ユダヤ教・キリスト教の文化が交錯した地でもあります。「町全体が博物館」と言われ、タホ川に囲まれた旧市街は世界遺 産に登録されています。今年は、支倉常長が大使として慶長遣欧使節団180名と共にスペインを訪問した年から400年となります。現在は、日本の奈良市と 姉妹都市提携を結んでいます。
フェルナンデス館長は「この植樹を初めとし、米国のポトマック河畔の桜のように、両国友好のシンボルとして観光名所となり、世界中の人々が訪れるこ とを期待しています」と挨拶。また下平会長からは、「1611年『慶長東北地方太平洋沖大地震津波』の発生から2年後に慶長遣欧使節団がトレドに、 2011年『東日本大震災』から2年後に国際女将会の一行がトレドを訪問とは、これも歴史の偶然か」と話されていました。
【現地のメディアでも植樹の様子が紹介されました】
●日本からの参列者一行(11名)
●軍服姿の軍事博物館職員のみなさん
●現地の観光局関係者
左から、アナ・イザベル・フェルディナンデス・デル・バリオ/トレド観光局長、フェルナンド・リベラ/カステリーニャラマンチャ州観光局長、ホセ フェデリコ・フェルナンデス/軍事博物館館長、パロマ・グティエレス/カステリーニャラマンチャ州観光局担当、日西観光協会下平晴朗会長
●左から、日本旅館国際女将会 若松佐代子会長、フェルナンデス館長、小口潔子名誉会長
●国際女将会参加者一同 会から提供の桜の木を囲んで
●植樹証明書授与
左から、フェルナンド・リベラ/カステリーニャラマンチャ州観光局長、石塚勉理事長
●植樹記念写真
●『日本ホテルスクール』名で植樹した桜の木の前で 石塚勉校長
●軍事記念博物館内での懇親会の様子
参加者11名:(順不同)
新つた女将:若松佐代子、吉田美喜、滝乃家:女将須賀紀子、下呂観光ホテルしょうげつ女将:長坂正恵、四季彩一力:女将小口潔子、紅葉館別邸あざれ女将:松本富子、富士野屋夕亭女将:河野陽子、長生館女将:荒木紀子、かよう亭女将:上口和子、マザーレイク代表:松原富子、一般財団法人日本ホテル教育センター理事長:石塚勉